
易の64卦26番は大きな停止の山天大蓄(さんてんたいちく)。
上爻は「天を何(お)うの衢(みち)、亨(とお)る」
もう、その場しのぎの手立てを考える必要はなくなった。
大畜のときが極まったのだから、いままでのすべてのことが益となり、
つまらない欲は捨て、天の命じるまま自由に動ける境地になった。
むずかしいようですが、世のため人のため、天の心を自分のものとして生きる境地。
実在の人物でいえば、良寛和尚のような人物が思い描かれます。
天のかわりに動くのだから、なにごとも亨(とお)のです(笑)