
易の64卦12番は自分を知る「天地否(てんちひ)」という卦。
上爻は「否(ひ)を傾(かたむ)く。先には否(ふさ)がり後(のち)には喜(よろこ)ぶ」
「否(ひ)」の終わりです。
ものが極まれば必ず復(か)える。
それが自然の法則です。不運のときは終わりました。
あとは喜びがくるだけです。
運が悪いと絶望して自殺したりするのは、この陰陽の理を知らないからです。
ダメがダメで終わらないのが、易の徳天地自然の大きな力と言える。
吉が吉で終わらず。
凶が凶で終わらない。
天命の不思議さを心にしっかり刻んでください。