
易の64卦3番は愚かな行為の水雷屯(すいらいちゅん)。
上爻は「乗馬班如(じょうばはんじょ)たり。泣血連如(きゅうけつれんじょ)たり」
たちえば、四頭だての馬車に乗っているとして、午がそれぞれ勝手な方向に走ろうとするために思うように進めない。
血の涙を流して悲しむ、といったイメージ。
人間の頭は一つです。
それなのにくよくよ考えすぎて、頭が破裂しそうになった状態。
あれこれ悩みすぎて、自分が何のために悩んでいるのか、分からなくなることがあります。
ノイローゼ状態になって自分がつぶされ、小さなことも死ぬ苦しみに思えたりする。
でも、「屯(ちゅん)」の卦も終わりに来ています。
心を落ち着かせ、空を仰いでください。
明るい光が差してくるはず。
ただ、ここまで来る前に、こんなむなしい苦しみからは抜けだせているはずです。
身の程をしっかりとしって行動すれば大丈夫です。