
易の64卦62番は小事に於ける行き過ぎを意味する雷山小過(らいざんしょうか)。
五爻は「密雲(みつうん)あれど雨ふらず。我が西郊(にしこう)よりす。公戈(よく)して彼(か)の穴に在るを取る」
何となくすっきりしない時。
本来なら上位で力を振るえる場所にいるのに、柔弱の主君なり社長なりは意欲が先立つだけで心配ばかりして実行に移せないのです。
そこで目立たない部署に隠れていた「これは」と思う人物を探し出し相談相手にしようとしますが、これまた気弱か消極的で、はっきりとしない。だから結論とならない。
こんな二人がいくら相談してもたいしたことができない状態です。
全体の空気は晴れることなく、雨も降らない。
中途半端なままで、イライラ状態が続きます。
爆発してはいけない時。
抑えて時機を待つのです(笑)