
易の64卦30番目は昇る太陽の離為火(りいか)。
五爻は「涕(なみだ)を出すこと沱若(だじゃく)たり。戚(うれ)いて嗟若(さじゃく)たり。吉なり」
泣いたり心配して吉、というのはおかしいようですが、五爻は君主か社長か、政治家なら上に立っている人。
上に立っていても心が優しい、人間的に部下を哀れみ、危機や災害についても、いつもいろいろと心を痛め、
先へ先へと用心するタイプの人なのです。
どうも心配性でいつも用心ばかりしている、なんて部下から言われたりする。
不測の事態を恐れながら運営してこそ、国や会社は安全に進めるのです。
この心がけなら吉なのです(笑)