
易の64卦56番は旅に出る時を現す火山旅(かざんりょう)。
四爻は「旅(りょ)のとき干(こと)に拠(お)る。其の資斧(しふ)を得(え)たり。我が心悦からず」。
能力もあり志も高くもっているのですが、謙虚な態度で人に接しているので旅先でも優遇されます。
ただ、何といっても旅人の立場です。
長く付き合っている有力者がいるわけではなく、こちらのプライドもかなりなものですから、柔和にしていても、周りが心を許してくれるところまでいかないのです。
居心地はあまりよくないはず。
一時的に厚遇されているようでも、長居はしたくない、という気持ちにもなっています。
ほどほどのよさ、というところね♪