
易の64卦50番は賢人を養う意味がある火風鼎(かふうてい)。
四爻は「鼎(かなえ)足を折る。公の餗(こながき)をこぼす。その形渥(かたちあく)たり。凶」
自分自身のことなら、身に余る大任を言いつけられて失敗するときです。
部下に仕事をかませたが失敗をしてしまい、言いつけた人間の監督責任を問われることになる。
自分のことではないから、逃れようとしてはいけません。
こうなるまでに、部下の教育がないっていないからとか、人を見る目がなかったとか、
自分を過信しすぎているとか、とか、反省しなければならないことはたくさんある。
人生にはこうしたアクシデントもある。
それをどう乗り切るかで、自分の資質がとわれることを忘れてはいけない。
※餗:コナカキ(konakaki)(1)米の粉をかきまぜて煮たてたあつもの。