
易の64卦13番は強調の天火同人(てんかどうじん)。
四爻は「その墉(よう)に乗る。攻(せ)むる克(あた)わず。吉なり」。
同人という卦は、一見いいように思えるが、難しい卦です。
理由は、人間とは、うぬぼれと我欲たっぷりであり、「人の不幸は密の味」
と言われるくらいに心が狭く、無反省な癖をもつもの。
「確かに」といいたいくらい。
だから、本当の友人、広い意味で心を許せる同人(どうじん)をもてれば吉。
でも、上司や友人に対して不平不満を持つ自分なら、言葉や態度では示さない間は何とか乗り越える事ができる。
理由は、相手は自分の気持ちを気付いていないから。
まだ、自分には正面きって戦う度量がないのです(笑)
感情では強気でも自信がない状態。
自分が文句が多くなったとすれば、本音は気弱な状態だと知る事。
今は、無私の心が大切です。
天火同人の三爻と四爻は自己反省ですね(笑)