
易の64卦6番は今は謙虚にの天水訟(てんすいしょう)」。
三爻は「旧徳(きゅうとく)に食(は)む。貞(てい)なれば厲(あやう)けれど終に吉なり。或(あるい)は応じに従えば成(な)すなし」。
社会に出て人と競争するには気が弱すぎる。
ちょっとウジウジしたイメージの人が、旧徳といえば、
親の遺産か何かで隠居のように暮す状態。
それでもつつましく生きていれば(特に親への感謝を忘れずに)過ごせていく。
そうでなくて、公の勤めに出たりすると、居心地が悪くやめてしまう事になる。
三爻の変爻は「姤(こう)」だから、母系の遺産と言うこともある。
気位が高いところもあるので、縛られることが不得意な現代フリーターに近いタイプのイメージとなる。