
易の64卦63番はジタバタするなの水火既済(すいかきぜい)。
二爻は「婦(ふ)その茀(ふつ)を喪う。逐(お)うなかれ七日にして得(え)ん」。
イメージとしては、車の覆いが風に飛ばされてなくなり、大騒ぎする。
覆いとは日傘のようなもので、大切なのです。
でも、この爻は「離」の中心だから賢い人の事。
世の中が万事泰平で、人々は油断だらけの気分でいるから、大切なものも注意深く扱わない。
賢い人はこんな時もあわてることなく自然に任せる。
失ったものは返ってくることもない。
七日というのは爻が六つありそれが過ぎた後を七日と読んでいるので、
自然にまかせていればいいという意味を持つのです(笑)