
易の64卦50番は賢人を養う意味がある火風鼎(かふうてい)。
二爻は「鼎(かなえ)に実(じつ)あり。我(わ)が仇疾(あだやま)いあり。
我(われ)に能(あた)わず、吉なり」。
「実あり」とは才能があることで、これからその才能をゆっくり煮るように育てていく時機ですが、
身近に誘惑する悪友がいる。
悪に誘うという言葉では単純すぎますが、ともかく才能ををねたんで横道に誘う人もいるのです。
悪い病気をもっている仇疾(あだやま)といっても本当の病気ではなく精神的に病んでいる人の方が、たちが悪いものです。
悪魔の誘惑といってもいいでしょう。
でも自分が本当に進みたい道をもっている人は、そう簡単にだまれれることはない。
油断しないで自分の心をしっかりと守っていけば、充実の場所にいるので大丈夫です。