
とっても難しい雰囲気の陰陽という言葉。
陰陽師や占いに使われる恐ろしい事が含まれているように思える。
中国の古代哲学では、当初そんなに難しくはない。
きわめて具象的な概念。
※具象的とは、直接「それ」とわかるようなはっきりした形を
もっている様子。反対語は「抽象的」。
抽象的という言葉は耳みするチャンスあるけど、具象的って
言葉は知らなかった(笑)。
陰陽とは、簡単に日光に向かう事を陽とし、背を向けるのを陰と
した。
後々になって、この考えに「気候の寒暑」・「方位の上下」・「左右」
・「運動状態の妄道と平静」などの意味を派生し、応用されるよう
になる。
古代の思想家は、あらゆる現象に正、反の両面があることに着目
して、陰陽という概念で対立、消長する自然界の物質の二種の
力を説明し、その二種の力を物事自身の固有のものと考えた。
それが易経の考え方へ繋がる。
【陰陽学説では、世界を物質的な集合体であり、陰陽の対立が統一した結果であるととらえ、陰と陽との対立しあうのに結びつきあうという物質の属性を示す。】
世界とは物質的な集合体。
物質には陰と陽のタイプの二種があって、対立と統合しあう
ことで 結果がでる。
陰と陽は「対立しあう」と「統合しあう」という物質の属性がある。
たとえば、「「黄帝内経 素問」の5番の陰陽応象大論(いんようおうしょうたいろん)【陰陽と病症】」には、
【天地なる者は、万物の上下なり。
陰陽なる者は、血気の男女なり。
左右なる者は、陰陽の道理なり。
木火なる者は、陰陽の徴兆なり。
陰陽なる者は、万物の能始なり。】
天地は万物の上下にあるもの。
陰陽は血気や男女のように相対しあい、相頼む。
左右は陰陽が行ってやまない道路である。
水の本性は寒、火の本性は熱である。
それぞれ陰陽の象徴である。
陰陽の変化は万物が生成されるおおもとの力である。
参考に「黄帝内経 素問」の5番の陰陽応象大論(いんようおうしょうたいろん)【陰陽と病症】」は ↓ にアドレスを記載(笑)
http://ameblo.jp/kumo-2011/entry-12261808835.html
今日の学びは陰陽についてでした♪