
黄帝内経の79番目は陰陽類論篇(いんようるいろん) その2
この章は天地の陰陽が人体に与える重大な影響を教えている。
雨水からはもう春です。
陽気が多くなり始める時期。
内臓では肝がよく働き、外では陽気が徐々に多くなる。
その陽気を受けて少陽経が働き始める。
まだ活発ではないから、脈が強く現れていると・・・病気と判断。
穀雨から60日間は、春の土用から初夏にかけての時期。
すっかり陽気が多くなって。
内でも心がよく働き陽気が多くなる。
当然脈も浮く時期。
それが沈脈であれば病気と考える。
夏至から60日間は、1年のうちでもっとも陽気が多い時期。
脈は洪が正常。
もし力がない脈だと病気。
処暑はもう立秋。
脈は浮が正常。
秋は収縮する時期だから太陰脾と肺が良く働く。
この時期に沈んで堅い脈だと病気。
内臓の深い所に熱をもっている脈。
霜降からの60日間は、秋から冬にかけての時期。
陽気はなく、陰気が盛んになる時期。
脈は沈になる。
寒くなりかけているのに、脈が浮いているようでは病気。
冬至から60日間は冬から初春にかけて。
陽気はないから、脈は沈が正常。
浮脈があれば当然病気。
こんな感じで三陰三陽の記述があるらしい。
やっぱり季節が大切なんだねって気がします(笑)