
黄帝内経 36番目は刺瘧篇(しぎゃく)
瘧病(ぎゃくびょう)の把握の方法を教えてくれている。
瘧病だけでなく、時間を限って悪化したり、軽快したりする病気にも応用できる。
例えば、風邪をこじらせて、熱が上がったり、落ち着いたりを繰り返す病気。
分かりやすく言うと・・・子供が小さい頃、風邪を引いて、熱が上がったり下がったりを繰り返してしまう時ある。そんな時って母親は本当に不安になるよね。
この章を読むと・・・・そうなんだって思えます(笑)
東洋医学では陰陽になんでもわける。
◆三つの陽の瘧病(ぎゃくびょう)について
①腰痛・頭重・背部の悪寒。
悪寒の後発熱して汗がでて止まらない。
②身体がだるい。悪寒・発熱ともさほどひどくない。
ただ・・・・なんとなく人に会うのを嫌がるとか、心配事が多くなる(恐れやすくなる)。
発熱して汗がでる。
③悪寒がひどく長い。
しはらくして発熱し、発汗して下がる(解熱)する。
以上の三陽経の瘧病(ぎゃくびょう)の場合は、全部肺経を同時に補うらしい。
◆三つの陰の瘧病(ぎゃくびょう)について
④悪寒・発熱・発汗もひどく起こる。
食欲なし、時に嘔吐する。
脾経を治療する。
⑤嘔吐がひどい。
発熱、悪寒を繰り返すが、発熱が強い。
元気がない。
結構・・・・・・難しい病状。
⑥腰痛。
下腹が張る。
小便頻数。
俳尿も力ない。
肝経を治療すると良い。
以上の三陰病は全部脾経を補う。
陰の方がきつい事になる。
理由は、身体は陽は手足とか外側にある。
しかし、陰には五臓があるので、陰に対する病症は厳しいことになるって事。
難しいよね・・・・それにしても分析の方法が細かくて凄いと思う。
子供を病院に連れて行くときに上記の病症を、ママが知っていたら・・・・
ポイントは
①いつ?・・・・時間
②どんな症状なのか・・・・・順番
③小便や大便・・・・・・回数と強さ
④汗・・・・・順番と回数
⑤嘔吐・・・・・回数
これらを正確に医療機関の人につたえたら絶対に効率がよい。
また、医者に行くべきか大丈夫なのかが分かる。
【知る】事って必要ですよね(笑)