
義父の星翔先生が言う。
「最近のお医者は脈もとらないね~♪」
当たり前のように脈を取るのが普通だと思っている。
私も同じだけど・・・・何故、脈を取るのかの理由が分かると
内科の先生で脈をとらないのは「ありえない・・・」と思うようになった。
◆脈について
①季節と脈の判断基準
春の脈は弦(げん)
夏の脈は洪(こう)
秋の脈は浮(ふ)
冬の脈は沈(ちん)
これが基本的な季節に適合した時の脈。
昔の人は季節と体を判断する時の大きなポイントにしていたのが、良くわかります。
例外的に、胃の気の状態によって変化がある。
胃の気のバランスが良いときには、適当な「柔らかみのある脈」といい。
飲食物が充分吸収されていれば「柔らかみのある脈」になる。
弦洪浮沈の脈に「柔らかみのある脈」なら健康となる。
強すぎる脈や、弱すぎる脈は病気を意識する。
②脈を診る場所について
脈は手の気口で診る。本当は難しい漢字の場所【橈骨茎状突起部(とうこつけいじょうとっきぶ)】という所で診ます。
黒で書いた指に近い方を寸口と書いて『陽気』を診る。
赤で書いた肘に近い方を尺中と書いて『陰気』を診る。
・脈の静は陽気不足・・・・動は陽気過剰
・脈の遅いのは冷え・・・・数は熱の状態を示す
・尺中の脈が強い時は妊娠している時
・尺寸ともに力が無い&下痢の時は重症
・寸口が強く尺中が弱い時は下血する
等々が脈の診かたです。
注意するポイントにも記載した、胃気の脈の状態は重要。
強い脈は症状が軽快に向かっていても注意が必要。
弱すぎる脈は重症にみえても案外安心との事。
胃腸の働きをよくしてあげると力が出てくる。
◆経脈の病症
①太陽経がやむと発熱悪寒し、下半身に腫れ物ができる。
足がなえる。
足が冷えてこむら返りが起こる。
こじれてくると皮膚の光沢がなくなり排尿力がなくなる。
②陽明経が病むと月経不順になる。
熱のために陽気が発散しすぎてやせる。
体液が欠乏し、口渇く。
胸も乾いて喘息症状が出てくる。
③少腸経が病むと胸苦しくなり呼吸が苦しくなる。
咽喉が寒がったようになって咳をする。
太陰経が病むと浮腫ができる。
以上が病症ですが、陰経の病症が少ないらしい。
次回以降で太陽経・陽明経・少腸経という場所を上手に説明できる時期が来たら書きますね。基本的に流れの線というば場所です(笑)
今はこの程度でごめんなさい m(_ _!)m
こんな理由で、難しい脈を調べているって知ったら・・・・
今までの、医者に対する気持ちが変わってくるね♪
知る事は面白い事です♪
コメントをお書きください