
まず、この本を手にした時に、針灸を志す人が一度は通ると書いてあった。
針灸には興味は無いが中国古典医学って言葉に惹かれる。
前に、中国の北で発達した治療法がお灸、南で発達したのが針と読んだ気がする。
南北の治療する人たちが目にしたのだから面白いかもと思い、しばらく素問を写経しようと思う(笑)
最初は『昔黄帝あり、生まれながらにして神霊伝々』。
※云々(うんぬん)意味は「・・・等、などなど」
こんな書き出しから始まる。
単なる読み物としても面白い。
その黄帝が岐伯(ぎはく)先生に質問をする。
「昔の人は百歳になっても元気だった、今時の人は50歳になるともうヨボヨボだ。その理由を聞かせてください」
岐伯先生は言う。
1.飲食の過不足が多すぎる事。
現代でも通じる回答・・・・確かに
好きだからといって食べすぎは良くない。
もちろん、食欲がない時は大丈夫・・・・沢山食べよう♪
ただ、食べ癖になっていない事。
2.心身共の苦労している事。
今も、大きな問題になっているストレスの事。
2000年前に、既にストレスはよくなかったといわれている。
3.酒に酔ってセックスは良くない。
酒に酔うと身体が温まり活動的になる。
古典医学ではこの事を『陽気が多い』という。
酔いがさめると寒くなる。
さめた時に体内の陽気(熱気と活動力)が余分に取られてしまう。
4.春夏秋冬の自然の状態に調和した生活をしていない。
自然に調和することは、素問に一貫して出てくる。
そうとう・・・大切なポイントらしい♪
夏は適当に汗を流す。
逆に秋は陽気が少なくなるので、静かにしているのがよいのです。
活動的に汗を流すと風邪をひきやすい。
自然の状態に調和して生きることが養生法の基本。
それと・・・・年齢と成長過程との関係も書かれています。
① 永久歯が生え、髭が伸びる年。女は7歳。男は8歳。
② 男子は生殖能力がそなわり、女子は月経がはじまる。
女はは14歳、男は16才。
③ 知歯(ちし)が生える。 ※親知らず歯。知恵歯の事。
④ もっとも充実した身体になる。女は28歳、男は33歳。
⑤ 顔にシワが出来、抜け毛が始まる。女は35歳、男は40歳。
⑥ 白髪が出来る。女は42歳、男は48歳。
⑦ 女は49歳で月経閉止。男は56才で身体全体が老化する。
⑧ 男は64歳で歯も髪も抜けてしまう。
以上が2000年前の平均的な身体の話。
よく養生法を守れば確実に百歳まで生きられるらしい♪
頑張ってみよう・・・・・今を楽しみながら(笑)
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